和歌山市の歯医者。2名の歯科医が連携して総合的な歯科治療を提供します。虫歯や歯周病治療から矯正歯科、インプラントまで対応します。
総合歯科治療を提供する
こじまデンタルクリニック
〒640-8377 和歌山県和歌山市新堺丁2
診療時間 | 午前 09:00~12:30 午後 14:30~19:00 |
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休診日 | 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日 |
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インプラントは、乳歯、永久歯に続く第三の歯とも言われるように、天然の歯に近い状態を取り戻すことができる治療法です。歯肉から見える歯冠だけではなく、歯根まで失ってしまった歯のかわりに、人工歯根を顎の骨に植立し、その上に人工の歯冠を取り付けます。人工の歯根を顎の骨と結合させるので天然の歯とほぼ同等の噛む力を取り戻すことができます。
インプラントがなぜ第三の歯と呼ばれるかというと、インプラントの構造がブリッジや部分入れ歯などの治療法とは全く異なるからです。 歯の構造は、大きく分けるとものを噛むための「歯冠」と「歯根」の2つに分かれます。
歯根は、歯を顎の骨に固定し歯冠を支えている部分です。歯を失うということは、この2つを失うことす。歯冠の機能を取り戻すには、部分入れ歯やブリッジといった治療法があります。
しかし、歯冠と歯根の両方つまり歯全体の機能を取り戻すことができる治療法はインプラントだけであるため第三の歯とも言われています。
インプラントを顎の骨に植立して結合しているので天然の歯と同様の噛む力を取り戻すことができます。
単体で力を支えられるため、ブリッジのように前後の歯を削ったり、部分入れ歯のように前後の歯にバネをかける必要がありません。つまり、歯を失った部分のみを処置することができます。
セラミックやジルコニア素材の上部構造を選択すれば、高い審美性が期待できます。また、インプラントが顎の骨に力を加えますから、顎の骨が痩せるのを防ぐ効果があります。
顎の骨に植立したインプラントが、周りの骨と結合するのに3ヶ月から5ヶ月かかります。その後に上部構造の人工歯を取り付けますので、トータルで4ヶ月から6ヶ月程度の期間を要します。
糖尿病や心臓病など全身の状態によっては、インプラント治療ができないことがあります。インプラント治療を希望される方は主治医とご相談していただく必要があります。
インプラントは自由診療扱いのため、健康保険の適用がありません。使用するインプラントメーカーや種類や本数、人工歯の種類によって費用は異なります。
レントゲンや歯型の模型などによってインプラントを植立する部位の顎の骨の状態を十分に診断した後、治療説明を実施します。
顎の骨の条件にあったインプラント体を植立します。
インプラントと骨がしっかりとくっつくまで3ヶ月から6ヶ月待ちます。結合が確認できたら、支台(アバットメント)を装着して、仮歯で咬み合わせ等を調整します。
仮歯での咬み合わせ等の調整が終了したら、最終的な人工歯を装着して完成です。
歯科医の多くがインプラント治療を手がけるようになりましたが、それと同時にインプラント治療後のトラブルも増加傾向にあります。その原因の一つがインプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラント治療後に生じる歯周病に似た病気です。自分の歯と同じ様に、治療しないで放置していると、インプラントを支える骨を溶かしていき、やがてはインプラント自体が抜け落ちてしまいます。
歯周病と同じようにインプラント周辺の骨が溶けていきますが、自覚症状が少ないのが特徴です。これは、インプラントと天然歯との骨に対する結合の違いに起因しています。歯と歯を支える骨である歯槽骨は、直接結合しているわけではなく、歯根膜と呼ばれる線維によってつなぎとめられています。この歯根膜は、歯周病の原因となる細菌の侵入を防ぐ役割を果たしています。
それに対して、インプラントと歯槽骨は、直接結合しており、歯根膜が存在しません。細菌の侵入を防ぐバリアとしての歯根膜が存在しないため、病気の進行が速くなってしまうことがあるのです。したがって、治療後はインプラント周囲炎にならない為の定期的なメンテナンスクリーニングを受けることが、とても重要になります。長い治療期間と高額な治療費がかかるインプラントですから、定期的なメンテナンスを受けることで、少しでも長く機能させることができるようにしましょう。