和歌山市の歯医者。2名の歯科医が連携して総合的な歯科治療を提供します。虫歯や歯周病治療から矯正歯科、インプラントまで対応します。
総合歯科治療を提供する
こじまデンタルクリニック
〒640-8377 和歌山県和歌山市新堺丁2
診療時間 | 午前 09:00~12:30 午後 14:30~19:00 |
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休診日 | 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日 |
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口の中には多種多様の細菌が潜んでいます。その細菌の一種であるミュータンス菌を中心とした虫歯原因菌が、食物の残りカスに含まれる糖分を栄養にして、ネバネバした物質をつくり出し、歯の表面にくっつきます。その中で虫歯菌が増殖し、更に他の細菌や食べ物などを取り込んで塊となります。この塊のことをプラーク(歯垢)といいます。このプラークが長い間放置されて、歯の表面に残っていると、細菌にとって住み心地の良い家となり(これをバイオフィルムと呼ぶ)、その中で虫歯菌が酸を出し、歯を溶かしていくのです。
歯の表面にあるエナメル質に穴があいた状態です。ほとんどの場合、痛みはありません。虫歯になっている部分を削って、白い樹脂で置き換える治療が必要です。
歯の表面のエナメル質を突き破って、象牙質にまで虫歯が達した状態です。神経には到達していないので、強い痛みはありませんが、冷たいものや熱いものを口にすると歯がしみます。虫歯を削って詰めるインレー治療が必要です。
虫歯が歯の神経が存在する歯髄にまで達した状態です。通常、強い痛みを伴います。多くの場合、歯の神経をとる治療を行い、その後に被せるクラウン治療が必要です。
歯の神経である歯髄が死んでしまい、歯の根の部分だけ残った残根状態です。放っておくと、根の先に病巣ができることがあります。その場合、抜歯を検討することが必要になります。
充填治療は、虫歯になった部分を削り取り、歯科用プラスティック樹脂(レジン)を詰めて、歯を修復する治療方法です。充填治療は、歯の色に近い白いプラスティック樹脂を使用するので、目立たないというメリットがあります。その反面、プラスティック樹脂なので、耐久性はインレーに及びません。充填治療には、プラスティック樹脂のみを使用するものとセラミックを配合したプラスティック樹脂を使用する二種類に大別され、保険と保険適応外のものがあります。
インレー治療は、虫歯になった部分を削り取り、その部分を型どりして、詰め物(インレー)をつくり、歯を修復する治療方法です。インレーは、充填治療に比べて、強度があるため、摩耗や破折が少ないという利点があります。インレーには金属で製作するものとセラミック(陶材)で製作される二種類に大別され、保険と保険適応外のものがあります。
クラウン治療は、虫歯になった部分を削って型をとり、被せ物(クラウン)をつくって、歯を修復する治療方法です。虫歯が神経(歯髄)の近くまで達している場合は、神経を保護する薬剤を詰める(覆悼処置)を行ない、神経を残せるかどうか判断します。すでに神経にまで達している場合、神経の処置を行った後、歯を補強する土台をつくって、被せ物で修復します。クラウンには金属で製作するものとセラミック(陶材)で製作される二種類に大別され、保険と保険適応外のものがあります。
神経まで進行してしまった深い虫歯は、神経を取り除く治療が必要です。神経を取り除いてしまえば、痛みはおさまりますが、治療を途中でやめてしまうと、歯の根が腐ってしまったり、歯の根の先に病気ができたりして、最終的には歯を抜かなければならなくなってしまいます。根気よく最後まで治療を続けることが必要です。
虫歯が進行して根だけの残根状態になってしまったとしても、出来る限り根の治療からやり直します。土台を築盛し、歯を残すことに全力を尽くします。多くの場合、機能回復させるための治療の難易度は高く、治療の時間や回数が多くなる傾向にあります。残根の状態が悪ければ抜歯に至るケースも多く、歯の寿命で考えると、衰退期にあると言えます。不幸にも抜歯になった時の治療方法としては、ブリッジ、義歯(入れ歯)、インプラントという選択肢があります。それぞれの治療の利点と欠点をよく理解していただいた上で、ご自身の希望にもっとも合う治療を選択できるようにサポートいたします。