和歌山市の歯医者。2名の歯科医が連携して総合的な歯科治療を提供します。虫歯や歯周病治療から矯正歯科、インプラントまで対応します。

総合歯科治療を提供する

こじまデンタルクリニック

〒640-8377 和歌山県和歌山市新堺丁2

診療時間
午前 09:00~12:30
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休診日
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入れ歯と入れ歯安定装置

入れ歯について

インプラント治療の技術進展は目覚しく、歯を失った場合の第一選択肢として認知されるようになりました。しかし、骨の条件や全身疾患などが理由でインプラント治療が出来ない方もたくさんいらっしゃいます。当院では、患者様が入れ歯で悩むことのないように、お口の状態をきちんと診断した上で、どのような入れ歯がお口に合うか提案いたします。入れ歯にもインプラントにも、それぞれ利点と欠点があります。大切なことは、自分の価値観にあった最適な治療方法を選択することです。

入れ歯のメリット

外科処置が不要である

入れ歯は、インプラント治療のような外科処置を必要としないのが大きなメリットと言えます。特に高齢の方は、全身疾患を抱えているために外科処置ができない場合がよくあります。

費用が比較的安価になる

入れ歯は、たとえ保険外治療であったとしても、インプラントに比べると安価になることが大半です。現在のインプラント1本あたりの費用は、平均40万円前後ですから、複数本の治療となると経済的な負担が大きくなります。

歯を削る量が少ない

部分入れ歯の場合は、ブリッジと異なり、自分の歯をあまり削りません。自分の歯を削らないということは、その歯の寿命を伸ばすことにつながります。

入れ歯のデメリット

異物感を訴える方が多い

入れ歯は、慣れるまでにそれなりの時間を要します。また、使用中の入れ歯から新しい入れ歯に新製作した場合も同様です。

見た目の問題がある

部分入れ歯の場合、金属のバネをご自身の歯にかける必要があります。とくに前歯にばねをかける場合は、見た目に目だってしまいます。

歯に負担がかかりやすい

入れ歯を安定させるために金属のバネをかけた歯には、大きな負担がかかり、歯を失う原因になることがあります。 

入れ歯の種類

プラスチック床の入れ歯

歯肉に触れる部分がピンクのプラスチックで製作された保険適用の入れ歯です。プラスチックは磨耗しますから、時間の経過とともに脆くなり、割れやすくなります。

 噛む力をプラスチックで支えるためには、入れ歯を大きく、そして厚く設計する必要があります。平均して金属床の入れ歯と比べて3倍程度(1.5~3.0mm以上)の厚みになります。もちろん、厚みが増すほど、舌の稼動領域が狭くなるので、違和感を覚えやすくなります。

また、プラスチックは、熱を伝えにくい材質なので、食べ物の温度を感じづらく、結果として味覚が落ちることがあります。

※食事時に感じる味覚として、甘い・辛い・酸っぱい・しょっぱい・苦いなどがありますが、熱い・冷たいなどの温度感覚も、味覚を大きく左右します。 

金属床の入れ歯

歯肉に触れる部分が金属で製作された保険適用外の入れ歯です。金属床は、強度が高いので、プラスチック床の入れ歯よりも小さく、そして薄く設計することができます。その結果、話しやすさや違和感の減少につながります。

プラスチック床の入れ歯は、噛む力が大きく加わると、たわんで変形を起こします。変形が大きければ大きいほど、入れ歯を支えているお口の中は予測できない力を受ける事になります。それが粘膜の炎症や支えている歯へダメージを与える事になります。

 金属床は、たわまない、ねじれない、という利点があるので、残された自分の歯や歯周組織に負担をかけません。もちろん、金属床は熱伝導性が高いので、食べ物の熱い、冷たい、を感じる事ができ料理を楽しむことができます。

 特に、部分入れ歯には金属床が有効です。金属床では金属のバネと床を一体に製作しますので、寸法に狂いがなく、安定性があり、強固な金属の土台がしっかりと噛む力を受け止めます。 

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは金具バネを使用しない部分入れ歯です。一般的な部分入れ歯は、自分の歯の代わりとなる人工歯と、粘膜の上にのせるピンク色の床、残っている歯に固定するための金属製のバネ(クラスプ)からなります。もちろん、金属製のバネがあるため前歯に近くなればなるほど部分入れ歯を装着しているのが目立ちます。そこで、ピンク色の床の範囲を広げて歯茎を覆うことで維持させて、目立たないように工夫したノンクラスプデンチャーが開発されました。

ノンクラスプデンチャーのメリット
金属製のバネがないので審美性が高い

ノンクラスプデンチャーは、一般的な入れ歯とは異なり、見た目が自然であり、かつ軽くて柔らかいため装着感が高いので、違和感が少ないのが特徴です。

弾力性があるので装着時の違和感が少ない

弾力性があって義歯装着時のフィット感が抜群に良いです。義歯自体も軽いのが特徴です。

汚れが付着しにくいので衛生的

水分吸水性がほとんどなく汚れや臭いが付きにくく衛生的です。また、耐光性にも優れており、長期間使用しても色の退色や変色が少ないという特徴があります。

ノンクラスプデンチャーのデメリット
保険適用がない

ノンクラスプデンチャーは健康保険の適用がない自費診療になります。そのため、一般的な入れ歯と比べると高額になってしまいます。

全ての症例に対応できるわけでない

とくに残っている歯が少ない場合には適用できないことがあります。

歯肉が痩せた場合は修理が必要

一般的な入れ歯と同様にノンクラスプデンチャーでも、ある程度期間が経つと、歯肉が痩せてきます。歯肉が痩せた場合には、歯肉の形態にあわせた裏打ちと呼ばれる修理が必要です。

入れ歯安定装置について

歯を失うと避けられないのが顎の骨が痩せてしまうこと。歯が抜けた後も長期間に渡って徐々に顎の骨は痩せ続けるため、入れ歯を安定させることが徐々に厳しくなっていきます。入れ歯が安定しないで困っている方に推奨する治療方法が入れ歯とインプラントを組み合わせた入れ歯安定装置です。

 入れ歯安定装置は、インプラントを入れ歯の固定源として活用します。通常の入れ歯は、歯ぐき(粘膜)に乗せている構造のため、入れ歯が安定しません。しかし、この入れ歯安定装置は顎の骨に固定されたインプラントがあるので入れ歯が安定します。歯ぐきだけで支える入れ歯よりも安定感がずっと向上するのが最大の利点です。

 通常、顎の骨に2~4本のインプラントを植立し、入れ歯とインプラントをアタッチメントと呼ばれる維持装置で固定することで、噛む機能を回復させることができます。入れ歯安定装置は、インプラントだけで噛む力を支えるのではなく歯ぐきに一部を負担させますので、使用するインプラントは通常の固定式インプラントに使うサイズのものよりも細くて短いものが使用可能です。その結果、骨造成や歯肉移植などの外科的侵襲は少なくて済みます。

入れ歯安定装置の種類

ボールアタッチメント

インプラントにボール状の突起がついたものを固定します。その突起に合うボタンのようなものを義歯の内面に取り付け安定させます。使用している自身でも着脱し易く、お手入れがし易いタイプのオーバーデンチャーです。 

 

バーアタッチメント

インプラント同士を金属製のバーで固定し、義歯側に取り付けたクリップでバーと結合させ安定させます。バーによりしっかりとホールドされている為、ボールアタッチメントほど簡単に着脱は出来ませんが、より安定感のある総義歯となります。

マグネットアタッチメント

インプラント側と義歯側に専用の磁石を固定し、磁力で義歯を安定させます。 磁石を使用することで、着脱時のインプラントへの負担を軽減出来ます。

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